(読書感想)なぜ、あなたの仕事は終わらないのか
久しぶりにあたりの書籍に出会ったのでメモメモ。
この本の要諦は、とにかくラストスパートでなく、ロケットスタート、2割の時間で8割終わらせ、8割の時間で2割を仕上げていく。とにかく2割くらいの出来でもいいのでとにかくプロトタイプを作れば、作業が期限内に終わるかどうか見積もりが取れる。その後内容を修正修正していくことが大事で、「案ずるより産むがやすし」「崖を飛び降りながら飛行機を組み立てろ」というフレーズが大変印象的だった。
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である | 中島聡 | ビジネス・経済 | Kindleストア | Amazon
マイクロソフトの伝説的プログラマが送る仕事術。多くの日本人は、締め切りぎりぎりになって仕事をするため、終わらない。仕事を早く片づけて締め切りに間に合わないという嫌な思いを抱えず、ストレスなく働きたい、具体的な解決策が書かれています。
「締切直前の仕事は効率が低下する」
締切を破って上司に怒られるなどの嫌なイメージがノイズになって集中できない。締め切りが先だといいイメージが浮かんで集中することができる。渋谷待ち合わせの30分前にはスタバでコーヒーを飲んでいる、仕事は結果を出すことが必要。
「集中力の秘訣は「界王拳」」
界王拳を使っているイメージで集中する、さらに「この時に何倍界王拳を使うか」まで意識できていればなおよし。午前中の邪魔が入らない時間に集中的にタスクをこなす。
「崖を飛び降りながら飛行機を組み立てろ」
考えてから手を動かすのではなく、手を動かしながら考えてください。崖から飛び降りながら飛行機を組み立てるのです。
「英語はあくまでコミュニケーションのツール」
「英語でこれをしたい」という目的意識を持て。今の出向先の仕事でも、英語を上手に話したいわけではない、商品を売りたい。英語は手段に過ぎない、必要な分だけ、伝える分だけ練習していけばいい、そうしていくと結果的に話せるようになっているという不思議。何かをしたい、という衝動があり、必要に迫られれば、人間は大抵のことができるようになる。
「仕事は最速で終わらせてはいけない」
ロケットスタートして2日で終わっても3日で出してはいけない、仕事が増えすぎてしまうし、抜く時間がない。
「ロケットスタート術」
仕事はとにかくロケットスタート、任されてすぐに初めて10日で終わる仕事であれば、最初の2日で80%終わらせ、残りの8日は流して余裕をもって完成度を上げていく作業をすれば、締め切り前には必ず終わる。一日の中でも朝イチにロケットスタート、午後は流すイメージ。
「TODOリスト」
明日から、寝る前にTODOリストを書く(1つ15分程度が目安)それを片づけていくことで仕事を追っている感覚になる。一日8時間働くとしたら、最初の2時間で8割片づけるイメージでやっていきたいと思う。動作性の良い紙がお勧め。
明日から、界王拳を使ってロケットスタートで、崖から飛び降りた後に飛行機を組み立てるイメージで、TODOリストをこなしていきます。
いーじょう。